べこ餅は、北海道では端午の節句になると、スーパーや和菓子屋さんでたくさん売られるようになる和菓子の一つです!
べこ餅は北海道では柏餅と同じように並んでいますが、関西出身の筆者は、北海道に移住するまでべこ餅を見たことも食べたこともありませんでした!
- 二色の餅だけど、どんな味?どうやって食べるの?
- いろんな形が売ってるけど、どれもべこ餅なの?
と、最初は怖いもの見たさでいっぱい笑
そこで、道外出身者だからこそ知って驚く、べこ餅の由来・形・食べ方についてご紹介します!
べこ餅の由来
べこ餅という名前は、そもそもどんな由来があるのでしょうか?
べこ餅の由来は諸説あり、その中でも代表的なのが
という3つの説が有力です!
べこ餅のルーツは「くじら餅」
べこ餅のルーツは、実は東北地方のくじら餅!
「くじら餅」は餅米とうるち米に、砂糖を加えて蒸し上げて作る、とっても素朴な和菓子です。
昔は、一升で一本、約2kgサイズのくじら餅を作られていたため、その大きさから「くじら餅」の名前がつき、また日持ちすることから「久持良餅」と漢字で書きます。
北海道に移民した人々が、故郷の味を伝えていってくれたことで、今にその味が残っているんですね。
青森県・下北半島のべこ餅は柄が可愛い
青森県の下北半島にも「べこ餅」が郷土菓子として有名ですが、北海道のべこ餅とは見た目が全く異なります!
青森県・下北半島のべこ餅は、形がかまぼこ状になっています。
金太郎飴のように、着色した長い餅を組み合わせてから、切り出して行くことで、同じ柄のべこ餅を作っていくのですが、菖蒲や桃などの和柄のものから、現在ではキャラクターものまで様々なアレンジをして親しまれています!
基本的にかなり甘めの味付けなので、お弁当のデザート用に、フルーツといっしょに持って行く人もいます。
また、甘めの味付けが苦手な人用に、塩気のあるタイプが販売されていたり、トースターであぶってからおかずとして食べることもあるようです。
べこ餅の形
べこ餅の形は
が主流です!
お店や地域によって、形は様々ですが
中には何も入っていないのがノーマルタイプや、あんこ入りのべこ餅を作っているお店もあるんです。
実はバラエティ豊かなべこ餅なんです!
べこ餅の色
べこ餅の色は「白色と茶色のツートンカラー」が多いですが、そのほかにも
のカラーバリエーションもあります。
- 茶色は、黒糖
- 緑色は、よもぎ
で着色しています。
べこ餅の形によって、色の配置も様々で
など、オリジナリティが出ています。
また、べこ餅の底には殺菌作用のある笹の葉を敷いてあるのが昔ながらのやり方です。
べこ餅の食べ方
べこ餅の食べ方についてですが、基本的には常温でそのまま美味しく食べることができます!
でも、べこ餅は基本的に蒸して作られるので、冷めて時間が経つと硬くなってしまうんですね。
そこで、固くなってしまったべこ餅は、トースターなどで表面を軽くあぶると、風味が増して美味しく食べることができます!
また冷凍も可能です。
お弁当に冷凍したべこ餅を入れておき、保冷剤代わりにしつつ、お昼頃には解凍できた状態なので、柔らかいものを食べられるようにする、なんていう工夫もできますよ!
腹持ちも良いので、お子さんのおやつにもピッタリですね!
べこ餅の由来・形・食べ方まとめ
べこ餅の由来や形、食べ方についてまとめました!
べこ餅を見たこともなかった札幌移住組の私ですが、今ではすっかりスーパーに並んでいるべこ餅も見馴れてしまいました笑
北海道ならではの食べ物や習わしって結構あって、道外出身者にとっては驚きがいっぱいですよね!
また、北海道あるあるについてもご紹介していきますね!
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